2021年4月12日
三菱地所は丸の内でフィンテック分野などのイノベーション施設を開設しており、施設で培った運営ノウハウを提供していく予定です。大学保有地の運用に関する規制緩和で、遊休地を活用する大学は多くなりました。
東京工業大学はJR田町駅前の付属高校を移転し、跡地を民間に貸し付けます。開発を担う民間事業者が2030年をめどに、高さ約180㍍のオフィス・大学施設複合棟などを建設します。東工大は地代収入や新施設を活用し、研究・教育環境の充実を図ります。
開発対象となるのは田町駅芝浦口(東口)に面した同大付属科学技術高校や社会人向けの大学施設がある約2万3000平方㍍の敷地。同高校は2025年度末に大学がある目黒区大岡山に移転するため、跡地を翌年度から75年間の契約で民間に年間45億円で貸し付けます。