2020年3月24日
クルクミンの代謝物であるテトラヒドロクルクミンがレスベラトロールよりも強力な効果をもち、そのメカニズムはストレス応答性の遺伝子を標的遺伝子とするFOXO転写因子の核内局在誘導作用であることを明らかにしました。
FOXOはカロリー制限による寿命延長に重要な役割を果たす転写因子です。
さらに詳細な検討を行い、クルクミンがカロリー制限と同じメカニズムで寿命を延長しているのか、またその作用部位はどこにあるのかを特定したいと考えています。
今後、動物試験や臨床試験でウコンの新たな機能性が明らかにされることを期待します。
名古屋大学 名誉教授 大澤俊彦氏 より
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