2024年10月4日
■健康を大きく左右する腸内環境
ここで、京丹後市のお年寄りの食生活と深く関わっている腸の話をしたいと思います。人間の体には、あらゆるところに細菌が棲みついています。そして、その9割を占めるのが腸の中に棲む腸内細菌です。腸内細菌の種類は1000種類以上、数にすると100兆個とも言われています。それらが互いに影響を及ぼし合い、助け合い、大きな花畑のような様相を呈して生きていることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内フローラの状態は、日々食べるものによって変化し、私たちの健康状態を大きく左右しています。私たちが健康に生きていく上で、一番大事な事は、この腸内フローラを豊かに保つこと、つまり、腸内細菌の多様性を維持することなのです。健康に無頓着で、食生活に偏りのある人の腸内フローラが多様性に乏しいのに対して、食生活に気を配り、腸内細菌のエネルギーとなる食物繊維をしっかり摂取している人の腸内フローラはとても豊かです。
京丹後市の元気なお年寄りは、まさしく理想的な食生活を実践されていると言えるのです。同市在住で男性の長寿世界一になった木村次郎右衛門さん(2013年没、享年106歳)は偏食なく、10種類以上の食品を少しずつ、腹五~六分目を心がけて摂取していたようです。 >>>続く
内藤裕二 京都府立医科大学大学院 医学研究科教授
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