2019年6月26日
森林の効果は、森の持つさまざまな機能による複合的な働きによるものです。マイナスイオンも森にはあふれていますし、森ならではの静けさなど、いろいろあります。幅30m以上の森は森林のない所より1/8も騒音を減らしますが、これは樹木の無数の葉が音を反射、吸収するためです。
森林の中のひんやりした感じも森林浴による壮快感の一因になります。樹木が直射日光を遮り、木々の葉が熱を奪い蒸散作用を持つからです。これにより林外よりも気温が下がり、これからの季節、涼しく感じ、「気持ちよさ」を私たちに与えてくれます。また、森にはきれいな空気があふれ、心地よさを誘います。これは大気浄化の働きがあるからです。木々の葉に大気汚染物質を吸収・吸着する浄化作用があるためです。ですから、森に入ると空気にすがすがしさを感じるのです。
森林の「緑」の効果も見逃せません。私たちは目にする色によって精神に影響を受けますが、夏の森林は緑が濃く、この緑を目にすることで気分が落ちつきます。森の緑は柔らかい色と硬い色の中間、暖かい感じを誘う色と冷たい色との中間という特色があり、これが心の快適さ、やすらぎ、心地よさを与えていると考えられます。
森にたたずむと血圧や脈拍が安定し、自律神経も安定します。これは森の「静寂」「ゆらぎ」「大気浄化」「緑色」による効果なのです。これからの季節、ますます森林の緑は色濃くなり、森林浴効果は高くなります。週末は山野に出かけ、心身のリフレッシュをしましょう!
桐の植林から作る健康住宅 無農薬・無化学肥料で育てた桐を使った住宅の内装をしています。