2019年5月28日
熱中症は、外気においての高温多湿等が原因となって起こる症状の総称です。病態の違いから以下の4つに大きく分類されます。
1.熱失神
原因は直射日光の下で長時間行動しているような場合に起きます。発汗による脱水と末端血管の拡張によって、体全体の血液の循環量が減少した時に発生します。
症状は突然の意識の消失で発症します。体温は正常であることが多く、発汗が見られ、脈拍は徐脈を呈します。
治療は輸液と冷却療法を行います。
2.熱疲労
原因は多量の発汗に水分・塩分補給が追いつかず、脱水症状になったときに発生します。
症状は様々で、直腸温は39℃程度まで上昇しますが、皮膚は冷たく、発汗が見られます。
治療は輸液と冷却療法を行います。
3.熱痙攣
原因は大量の発汗後に水分だけを補給して、塩分やミネラルが不足した場合に発生します。
症状は突然の不随意性有痛性痙攣と硬直で生じます。体温は正常であることが多く、発汗が見られます。
治療は食塩水の経口投与を行います。
4.熱射病
原因は視床下部の温熱中枢まで障害されたときに、体温調節機能が失われることにより生じます。
症状は高度の意識障害が生じ、体温が40℃以上まで上昇し、発汗は見られず、皮膚は乾燥しています。
治療は緊急入院で速やかに冷却療法を行います。
水素が抜けない水素水
抗酸化力が持続!
プラズマプラクシス