2023年11月28日
3.腸のバリア機能を改善する
短鎖脂肪酸は、腸の上皮細胞のエネルギー源になり、成長を促します。腸の上皮細胞は身体を外敵やアレルゲンから守るために重要なバリアの役割を果たします。
4.免疫機能のバランスを整える
免疫細胞の約7割は、腸管の周りに集まっています。酪酸菌が分泌する酪酸には、免疫細胞の一種である制御性T細胞(Tレグ)の成長を促す働きがあります。免疫にとって、ウィルスなどの外敵の攻撃だけが重要なのではありません。
免疫反応とは体内の暴走をなだめるのが、Tレグの役割。アレルギーや自己免疫疾患、また新型コロナウィルス感染症の重症化の抑制に、Tレグは不可欠です。腸内細菌によって酪酸が分泌されることで、正常な免疫機能を保つことができるのです。
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