2019年5月30日
食中毒は、その原因になった因子・物質によって、細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、化学性食中毒、自然毒食中毒、その他に大別されます。
食中毒の直接の原因は、飲食物などに含まれていた有害・有毒な原因物質を摂取することによりますが、その原因物質が直接に毒物として作用する場合と、原因物質が微生物であり、その増殖によって消化管の感染症を発症する場合に分けられます。広義には、前者を毒素型食中毒、後者を感染型食中毒と呼びます。
梅雨など高温多湿となる夏期に、最も食中毒の発生件数が多くなります。このほとんどは細菌性食中毒です。かつては、人から人へ感染が及ばないものとされていましたが、O157などの腸管出血性大腸菌やノロウイルスは患者から患者へ感染するため、近年、国際的には食感染症として伝染病とあわせ対策がなされています。
細菌による食中毒を予防する三大原則といわれているのは、
つけない(清潔)
ふやさない(迅速、冷却、乾燥)
やっつける(加熱など)です。
細菌・ウイルス以外の原因による食中毒の予防は、誤食しないということにほぼ尽きます。どのようなものを食べてはいけないかをよく覚えるしかありません。寄生虫による食中毒は、細菌による食中毒の予防原則の「つけない」と「やっつける」を守ることで予防できます。
★食べる桐炭でお腹も快腸♪