2022年1月24日
近年、新たな海の資源として「海洋深層水」が注目を集めています。
海洋深層水の定義はいろいろありますが、一般的に水深200~300mよりも深い海、いわゆる深海にある海水を海洋深層水とよんでいます。
海洋全体で深層水の占める割合は、約93%というぼう大な量になります。
水深200mより上部には太陽熱で温められた表層水があり、冬にはごく表面の海水が大気によって冷やされ、下の海水とまざり合います。
しかし、混合も太平洋温帯域では水深約200mまでで、表層水が深層水とまざり合うことはありません。
日本では高知県室戸市、富山・沖縄・静岡、海外ではハワイで深層水の採水と研究が行われています。
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系 古内正美教授
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