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健康と添加物「食品表示」の真実1-4

2021年10月18日


ではその添加物の中でも、とくに危険なものは何か。まずは食品の黒ずみを防ぎ、ピンク色に保つために使われる発色剤の亜硝酸ナトリウム。「40代から食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド」などの著書がある科学ジャーナリストの渡辺雄二氏は、そのリスクについてこう話しています。

亜硝酸ナトリウムはハム、ソーセージ、明太子、たらこ製品によく含まれています。これを過剰に摂ると、「大腸がんになる可能性が高まる」と、WHO(世界保健機関)が公式発表しました。亜硝酸ナトリウムと豚肉に含まれるアミンが化学反応を起こして「ニトロソアミン」という発がん性物質に変化するのです。

明太子やたらこなどの魚卵は、特にそのアミンが多く含まれているため注意が必要です。国立がん研究センターは、塩漬けの魚卵を頻繁に食べていると、胃がんの発生リスクが高まることを発表しています。

週刊現代「知っておきたい食品表示の真実」より

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