2018年12月12日
温熱療法(ハイパーサーミア)とは、がん細胞が熱に弱いという性質を利用して、腫瘍を縮小させようとするものです。人間の細胞は42.5℃以下なら死滅することはありませんが、それ以上になると死滅が加速していきます。正常な組織は加温されても、血管を拡張させて血流を増やすことで熱を逃すことができますから高温にはなりません。
がんは急速に成長する際に自ら新生血管を増やして、そこから酸素やエネルギーを取り込んでいます。しかし、この新生血管は通常の神経支配を受けていないため、高温の環境下におかれた場合、正常な組織のように血管を拡張して熱を逃がすことができずに容易に高熱となり死滅するようです。
★桐温熱ベッドは医療健康増進に寄与する桐寝具の改良、普及を目的に酵素栄養学の第一人者鶴見隆史院長の鶴見クリニックに設置してあります